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薬もインスリンもやめられた! 新しい糖尿病治療

今日は、Amazonを探していたら、こんなモノを見つけました↓

薬もインスリンもやめられた! 新しい糖尿病治療

実は、こっそり以前から気になっていたモノだったので、思わず即購入(笑)


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気になるお値段は¥ 1,260なので、結構お買い得だと思います。


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高血糖の人必読の一冊!
 血糖値を上げるものは糖分しかない、この事実をよく認識してほしい。炭水化物とは食物繊維と糖分であり、我々の日常食生活の根幹を成していると言える。ならばこの事に注目をして食生活を見直すことが必要である。肉や魚介類、卵といったものには糖質はほとんど無くこれらの食品は血糖値をほとんど上げない。食後の血糖値を計れば明らかである。私も糖尿病予備軍(血糖値空腹時126、Hba1c6.3)であったが、食生活を肉や魚介類中心に変えて炭水化物をやめたところ、2ヶ月後には血糖値空腹時92、Hba1c5.3その他全ての値が正常値に戻ったのである。医者も驚きの数値であった。高血糖でお悩みの方はぜひ一読をお勧めします。炭水化物中心の食生活の見直しを!

かなりユニークな説が展開されます
糖尿病患者は当然血糖が高いから、糖質を断った食事をする必要がある、一方蛋白質が主体の卵、肉、魚は制限なく食べてもよいとします。実際筆者の食事療法で多くの人が治っているという事実を見せられます。また日本に多い糖尿病はインスリンは十分に出ているが、インスリンが働かないインスリン抵抗性の状態がほとんどである、この高インスリン状態のために、高血圧、痛風、動脈硬化、うつ病を招くとします。糖を少なくすれば血糖が下がるというのは、十分に理の通った理論ですが、卵、肉、魚を無制限に食べる方が健康になるという理論の根拠はかなり弱いです。実際日本は戦前は卵、肉の消費量ははるかに少なかったですが、糖尿病は皆無でした。著者はこれを、冷暖房がない環境で基礎代謝が高くなっていたから糖がすべて消費され高血糖にならなかったと説明しますが、不十分です。その理論が正しければ現代でも冷暖房をやめて基礎代謝をあげれば糖尿病が治ることになります。それだけでは糖尿病は治らないでしょう。

天才荒木先生は「現代のコペルニクス」「加古川の吉田松陰」である!!
荒木本第3弾は「荒木メソッド」で内服薬はもちろんインスリンにもさようならがキャッチである。インスリンを止める事は、実は、皆さんが思っているほど実現困難な事ではない。簡単である。本書では、「生活習慣病の原因は糖質である」とか「糖はどう贔屓目に見ても必須栄養素ではない」とか、更には「現在人にとっては糖は毒である」などなど誠に理路整然と説明してくれる。そう、「グルコース信仰:糖=善、脂肪=悪」の危うさを、実に論理的に告発しておられるのだ。先生は今年74歳、京大医学部のご出身で釜池先生より丁度一回り先輩になる。



先生のような巨星が、この関西(兵庫県加古川市:崇高クリニック)に居らしたとは、誠に嬉しい限りである。同クリニックは有床の診療所で、2-3週間の教育入院が可能。この期間で、ケトジェニックな代謝サイクルに変えてしまうのである。漢方薬はたまに使う事があるが、原則内服薬なしだとか。勿論、インスリンもなし。因みに、先生処の入院患者さんは、自らの事を「出家信者」と呼んでおられる。しかし決して新興宗教なんぞではなく、れっきとした科学的真実ですので。そこんとこ、どうかお間違い無き様に。



この「断糖食」で、糖尿病やメタボはもちろん、高血圧、うつ病、痛風、リューマチまでも直ると先生は豪語する。そう、これらは全て「糖害病」なのだ。先生は更に仰る。1型糖尿病はれっきとした病気であるが、2型糖尿病の方はそもそも病気ではないので、治療の必要はないと。それなのに今の標準的医療はとんちんかんな治療ばかりして、かえって悪くしてしまっていると。糖質さえ食べなければ、簡単かつお安く解決するのだと。実に痛快である。1983年にご帰国後、1年間自らで人体実験をして、安全性を確認してから患者に実践指導を始めたそうな。そんなに昔から、糖質の危険性に気付いておられたとは。糖尿病の専門家でありながら、常識の壁を見事に越えておられるのだ。なんと素晴らしい。恐らく在米期間が長かったので、日本糖尿病学会の悪しき色に染まらず常識に囚われず自由な目で見られた為であろう。



また、先生は糖害に加えてエアコンの功罪を指摘する。エアコンの普及は基礎代謝量の低下をもたらし、生活習慣病発生の助っ人になっていると言う。運動不足による代謝低下より、基礎代謝の低下の方が大きく響いているとの見方である。卓見である。実際、最近、疫学的にもエアコン普及率と肥満発生率は正の相関を示す事が報告されている。但し、先生は何も運動を否定されている訳ではない。やはり、散歩程度の筋肉を落とさない運動は必要といい、実際先生処のクリニックでは、昼間は無人になるのだそうな。全員、散歩運動に出払ってしまうからである。

糖尿病患者だけでなく、減量、痩身、ダイエットに関心のある方にもお薦めできる傑作である。出来れば、釜池豊秋先生や江部康二先生(いずれの先生も京大医学部の後輩にあたる)の著作も是非一緒に読まれる事をお勧めする。


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