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マクドナルドは炭坑のカナリヤ?

本日より「時間外・退職金」なし―日本マクドナルドに見るサラリーマン社会の崩壊 (Kobunsha Paperbacks 101)
この本を読んで、つい近所のマクドナルドに立ち寄ってメガマックを食べてしまった。普段ファストフードは食べないようにしているのだが、本書を読んでいるとなぜか無性に食べたくなった。
一つは、本書が描写する日本マクドナルド社員の厳しい労働実態が胸に迫ったせいだろうか。
もう一つは、本書が描くマクドナルド小史が非常に魅力的な点。藤田時代から今の原田時代まで、過不足なくコンパクトにまとめてあり、高速トースター「メイドフォーユー」導入時にどんな摩擦があったかとか、非常に興味深い。ね、久しぶりに食べてみたくなるでしょ?

僕が学生の頃、マクドナルドはちょっと贅沢な食べ物で、お店はどちらかというと「おしゃれ」にカウントされていたと思う。ところが今はチープでフェイクでジャンクの代表選手のような言われよう。そのうえ「店長はオーバーワークが常態」「業績回復の裏に非情な首切り、コストカット」などと言われたら、可哀想すぎる。

で、久々に食べてみたマクドナルド、初めて食べたメガマックは、なかなか美味しゅうございました。縦に大きすぎるので食べにくいけれど。
値段を考えれば、非常に高品質だと思う。コーヒーの味が業界でいちばん良いという評価もあるし、マクドナルドはそんなにジャンクな食べ物ではない。
ただし、そこで働く人たちが豊かかというと、本書によるとそうとも言えないようだ。正社員の人たちはホワイトカラー・エグゼンプションが事実上適用されており、メニューがより安く、営業時間が長くなる傾向からすると、労働力のバーゲニングが恐ろしい勢いで始まっていると言える。

これはカウンターの向こう側だけの問題ではない。こっち側にもすぐ波及してくるのだ。ホワイトカラー・エグゼンプションも、定年延長(継続雇用・退職金なし)も、もうじき法制化されるはず。そのとき、私たちはカウンターをはさんで「スマイル¥0」を顔に浮かべていられるだろうか?
引用元:マクドナルドは炭坑のカナリヤ?

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本日より「時間外・退職金」なし―日本マクドナルドに見るサラリーマン社会の崩壊 (Kobunsha Paperbacks 101)
この本を読んで、つい近所のマクドナルドに立ち寄ってメガマックを食べてしまった。普段ファストフードは食べないようにしているのだが、本書を読んでいるとなぜか無性に食べたくなった。
一つは、本書が描写する日本マクドナルド社員の厳しい労働実態が胸に迫ったせいだろうか。
もう一つは、本書が描くマクドナルド小史が非常に魅力的な点。藤田時代から今の原田時代まで、過不足なくコンパクトにまとめてあり、高速トースター「メイドフォーユー」導入時にどんな摩擦があったかとか、非常に興味深い。ね、久しぶりに食べてみたくなるでしょ?

僕が学生の頃、マクドナルドはちょっと贅沢な食べ物で、お店はどちらかというと「おしゃれ」にカウントされていたと思う。ところが今はチープでフェイクでジャンクの代表選手のような言われよう。そのうえ「店長はオーバーワークが常態」「業績回復の裏に非情な首切り、コストカット」などと言われたら、可哀想すぎる。

で、久々に食べてみたマクドナルド、初めて食べたメガマックは、なかなか美味しゅうございました。縦に大きすぎるので食べにくいけれど。
値段を考えれば、非常に高品質だと思う。コーヒーの味が業界でいちばん良いという評価もあるし、マクドナルドはそんなにジャンクな食べ物ではない。
ただし、そこで働く人たちが豊かかというと、本書によるとそうとも言えないようだ。正社員の人たちはホワイトカラー・エグゼンプションが事実上適用されており、メニューがより安く、営業時間が長くなる傾向からすると、労働力のバーゲニングが恐ろしい勢いで始まっていると言える。

これはカウンターの向こう側だけの問題ではない。こっち側にもすぐ波及してくるのだ。ホワイトカラー・エグゼンプションも、定年延長(継続雇用・退職金なし)も、もうじき法制化されるはず。そのとき、私たちはカウンターをはさんで「スマイル¥0」を顔に浮かべていられるだろうか?
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