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「自分探し」を否定する人のための自分探し本
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この話を10〜20歳上の方にするとよく 「自分探し?」と問われる…。たまに呆れる。私の趣味での旅行にそういうことは完全になかったとはいえないけれども、すべてがそれで説明できるなんてことはない。単にそれは要素の一部でしかない。そしてそれはすべての行動に対して言える(一つの行動がさまざまな心の要素の複雑な組み合わせで 構成されてはいないと言い切れるだろうか・・・)。
自ら「自分探しの若者像そのもの」という著者は、さまざまな例を出し「自分探しの若者像」を描いている。これは実は分かりにくい。例えばオウム真理教の麻原やカルト、ニューエイジなどの例を出すことによって暗に否定的な感情を読者に与えることに成功している。しかし、このように全否定をしていながら、「自分探し」 以外の選択肢をまったく提示していない。いじめのような構造になっている。完全に安全な外部から否定しているのだ。これはひどい。
現実は複雑な要素の構成物であって、その要素の一つをそれ以外から切り離して否定してしまうと、そのときは良いが、それ以外の部分にもその要素は含まれているわけだから自らの他の行動に矛盾が生じること になる。
社会構造は変化している。新しい(というと又終末思想といって否定されてしまいそうだが、日常会話で使う単純な意味で)社会にぶちあたったら、違うリアクションを取ることになるのは当たり前のことだ。
単に否定しているだけでは、否定している人たちがへんな優越感に浸って悦に入る以外、意味があまり無いのではないかなと思う。
引用元:「自分探し」を否定する人のための自分探し本
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